Steamが初めての人へ。安全に安く買うための入門ガイド
文 Lowstamp 運営者 · 2026-06-20
Steamを初めて開くと、画面にゲームが多すぎて、割引の数字もあちこちで光っていて、どこから手をつければいいのか途方に暮れます。でも最初の数回さえきちんと覚えておけば、あとはほとんど自動で回っていきます。この記事は、Steamが初めての人がアカウント作成から最初の支払い、そして損をせず安全に買うための基本までを一度に身につけられるように、ひとつずつ解きほぐした入門書です。難しい言葉はできるだけ省いて、例を挙げながら説明していきます。
まずはアカウントと支払いの準備から
SteamはValveという会社が運営するPCゲームのお店です。ネット通販のように会員登録をしてゲームを買うと、そのゲームが自分のアカウントに一生残り、いつでもまたダウンロードして遊べます。つまりアカウントひとつが、そのまま自分のゲーム保管庫(ライブラリ)というわけで、アカウント管理が何より大切です。
- Steam公式サイトからSteamクライアント(PC用のプログラム)をダウンロードしてインストールします。必ず公式の経路から入手してください。
- メールで会員登録をし、認証メールのリンクを押してアカウントを有効にします。
- Steamガード(Steam Guard)という二段階認証を必ずオンにします。ログインのたびにスマホアプリでもう一度確認してくれる鍵のようなもので、パスワードが漏れてもアカウントを守ってくれます。
- 支払いは登録したクレジット・デビットカードや決済サービスですぐ行うこともできますし、Steamウォレット(自分のアカウント内のチャージ式残高)に前もって入金しておいて使うこともできます。
Steamガードは任意ではなく必須だと考えてください。ゲームが増えるほどアカウントの価値も大きくなりますが、セキュリティをひとつオンにしておくだけで、乗っ取りのリスクが大きく減ります。
地域価格の表示と迂回購入の危険
韓国からSteamに接続すると、価格はウォンで表示されます。例えばあるゲームが62,000ウォンと出れば、それが韓国Steamストアの正式なウォン価格です。ところがネットを見ると、他の国のSteamのほうが安いといって地域を変えたり、他人に代わりに決済させたりする迂回購入をすすめる投稿がときどき見られます。最初は心が動くかもしれませんが、これは本当におすすめしません。
Steamは利用規約で、買う人が実際に住んでいる国の価格で決済するよう定めています。これを破って地域を偽って買うと、規約違反として引っかかりアカウントが停止されることがあり、そうなるとそれまで集めてきたゲーム全部を一度に失うこともあります。数百円を節約しようとしてライブラリ全体を飛ばすようなもので、危険に対する得が割に合いません。安全な道は単純です。韓国ウォンの価格そのままで買い、その代わりにその価格が過去の基準で安いほうなのかを確認するのです。Lowstampは韓国Steamのウォン価格をそのまま追跡しているので、いま表示されているウォンの現在価格が最安値にどれだけ近いかをすぐ確認できます。
ウィッシュリストに入れて通知を待つ
欲しいゲームができても、いますぐ買わなければならない理由はめったにありません。たいていのゲームは時間が経てばまた割引するからです。だから初心者にいちばんおすすめしたい習慣が、ウィッシュリスト(お気に入りリスト)に入れて待つことです。Steamのウィッシュリストに入れておいたゲームが割引を始めると、Steamが自動でメールとアプリ通知で知らせてくれます。つまり毎日価格をのぞき込む必要はなく、合図が来るまで待つだけでいいのです。
例えば定価で買いたい気持ちが山々でも、ひとまずお気に入りに入れて次のセールを待てば、同じゲームを半額近くで買えることがよくあります。Lowstampでも気に入ったゲームをお気に入りに入れておくと、現在価格と最安値を一目で比べられるので、Steamの通知で割引開始を受け取り、Lowstampで買うに値する価格かを確認する、という形で両方を一緒に使うと便利です。
返金制度というセーフティネット
初めて買う立場だと、買ったはいいけれど面白くなかったり、自分のPCで動かなかったりしたらどうしようと不安になりますよね。幸いSteamには返金制度があります。Steam公式ポリシーでは、購入から14日が過ぎておらず、そのゲームを遊んだ時間が2時間未満なら、特に理由がなくても返金を申請できると案内されています。ただしこの条件はSteam公式ポリシーに基づくもので、Valveの都合でいつでも変わる可能性があるため、実際に申請する直前にはSteamの返金ページで最新の案内をもう一度確認してください。
この制度をセーフティネットとして使うと、ぐっと気が楽になります。例えば自分のパソコンのスペックがぎりぎりでうまく動くか確信が持てないゲームなら、ひとまず買って少し起動してみて、ダメなら2時間を超える前に返金すればいいのです。ただし返金はあくまで例外的な安全装置であって、無料体験の手段ではありません。ゲームをクリアしたあと返金するといった形で繰り返し悪用すると制限される可能性があるので、常識の範囲内でだけ使ってください。
最初の購入前に確認する二つ。最安値とレビュー
購入ボタンを押す前に、たった二つだけ確認する習慣をつければ、初心者でもベテランのように安全に買えます。ひとつめは価格が本当に安いか、ふたつめはゲームが実際に良いかです。
価格は割引率の数字に振り回されず、最安値、つまりこのゲームが記録した中で下がった最も低い価格を基準に見てください。例えば70%割引で安く見えても、最安値がそれより低かったなら、いまが本当の底ではないということです。Lowstampはゲームごとに最安値と価格の推移グラフを見せ、現在価格がその最安値にどれだけ近いかを〈いま買っても大丈夫?〉という判定でまとめてくれます。この一行を見るだけで、いま買ってもいい価格かをすばやく見極められます。
レビューはSteamのゲームページにあるユーザーレビューを見れば大丈夫です。非常に好評、おおむね好評といった表示がそれで、単なる星の数ではなく、実際に買った人が残した評の割合なので、かなり正直です。最近のレビューと全体のレビューの両方が見えるので、発売直後だけ盛り上がって冷めたゲームか、ずっと愛されているゲームかも分かります。価格が底で、レビューも良ければ、初心者が最初の購入で後悔する確率はとても低いです。
キーショップなど外部のキー購入はなぜ危険か
Steamの外には、ゲームコード(シリアルキー)をもっと安く売るという外部サイト、よくキーショップと呼ばれる場所があります。定価よりずっと安く見えるので初心者がとくに引かれやすいのですが、ここには明確な危険が伴います。そのキーがどこから来たのか分からない場合が多いからです。
- 盗難カードや不正な方法で買われたキーかもしれず、あとで無効にされるとゲームがライブラリから消えることがあります。
- そうしたキーに紐づいたゲームのせいで、自分のSteamアカウント自体が処分を受ける危険もあります。
- 問題が起きてもSteam公式の返金制度の保護を受けられず、そのサイト独自のポリシーにだけ頼ることになります。
- 決済の過程でカード情報が漏れたり詐欺に遭ったりする危険も、正式なお店より大きいです。
もちろん外部の販売元すべてが詐欺という意味ではありませんが、初心者が安全な所と危険な所を見分けるのは難しいです。最初はとりあえずSteam公式ストアで買うことをおすすめします。どうせ少し待てば公式セールで十分安くなることが多いので、わざわざ危険を冒す理由はありません。早く買いたい気持ちになるときほど、お気に入りに入れて次の割引を待つほうが、結局は安くて安全です。
まとめ。最初の一度だけ覚えればいい
整理すると、アカウントを安全に作ってセキュリティをオンにすること、ウォンの価格そのままで買い迂回購入は避けること、欲しいゲームはお気に入りに入れて通知を待つこと、返金制度をセーフティネットとして知っておくこと、買う前に最安値とレビューを確認すること、そして外部のキーショップは遠ざけること。この六つがSteamで安全に安く買う基本のすべてです。最初の一度だけ手になじませておけば、そのあとは自然と身につきます。最初の購入の直前に、Lowstampで最安値と〈いま買っても大丈夫?〉の判定を一度ずつ確認するのを最後のチェックにしてみてください。
最初の購入で身につけた良い習慣ひとつが、これから買うすべてのゲームの価格を守ってくれます。